モメンタム取引とは? 市況変動で利益化

  • Facebook
  • Twitter
  • LinkedIn
  • Telegram

要約

  • モメンタムトレーダーは市況変動を利用し、主に短期的な相場の動きに注目する。
  • モメンタム取引は通常デイトレードスキャルピングなどの短期的な戦略に関連しているが、トレンドが長期にわたり続く場合は長期的ホドラーにも適用されることがある。
  • モメンタムトレーダーは、移動平均、MACD、RSI、支持線と抵抗線、ローソク足チャートなどのテクニカル指標を使用し市場の動向を予測する。 momentum-crypto-trading

モメンタム取引とは、従来の株式市場にも暗号資産市場にも両方適用できる戦略の1つです。どちらの文脈においても「モメンタム 」という言葉は「トレンドの強さの基盤」と同等の意味を持ちます。

 

モメンタムトレーダーは市況変動を利用し、主に短期的な相場の動きに注目します。彼らは上昇トレンドの始まりを感知すると資産を購入し、価格が再び下落する前に最高値でコインやトークンを売却します。つまりモメンタムトレーダーは「高値で買って、さらに高値で売る」という考え方に沿っているのです。

 

モメンタム取引戦略とは、資産の上昇または下降トレンドが一度牽引されると継続することを示唆するものです。これは「動いている物体は外的要因によって乱されない限り動き続ける」ことを発見した物理学者アイザック・ニュートンが確立した考え方です。

$ 100ウェルカムボーナス

モメンタム取引とは?

モメンタム取引には大きく2つのサブカテゴリーがあります:「絶対取引」と「相対取引」です。

  • 絶対モメンタム取引では、トレーダーはBitcoinのような1つの資産だけを考察し過去の相場の動きを分析することで将来のトレンドを予測します。
  • 相対モメンタム取引では、トレーダーは異なるコインやトークンを比較します。例えばトレーダーはBitcoinとEthereumの価格動向を分析するとします。この場合、より有望と思われる価格履歴を持つ方が選択されます。

モメンタム取引と長期的なホードル(HODLING)の違いとは?

モメンタム取引と長期投資の主な違いの1つは、トレーダーが利益を上げるためにコインをホードル(HODL)する時間枠です。モメンタムトレーダーは頻繁に資産の売買を行います。彼らは常に新しい上昇トレンドと有利な購入機会を探し求めるのです。したがってモメンタム取引とは、トレーダーがテクニカル分析技術を活用し非常に活発に取引するスタイルを指します。

 

一方で長期投資家とは通常、時間の経過とともに価値が上がる可能性のあるコインを選び、多くの場合それを長期間ホードル(HODL)します。この手法は、多くの購入者が資産のことをあまり考えず時間の経過とともに価値が上がることを期待して投資するため比較的受動的なスタイルです。

モメンタム取引は、通常デイトレードスキャルピングなどの短期的な戦略に関連していますが、トレンドが長期にわたり続く場合は長期的ホドラーにも適用されることもあります。市況変動とは多くの長期投資家にとって悩みの種ですが、モメンタムトレーダーが利益を上げるためには欠かせないものなのです。最後に、この個性的な取引スタイルは個人の性格、リスク許容度、好み等と様々な要因に左右されます。

モメンタム取引の仕組みは?

モメンタムトレーダーは主にテクニカル分析、過去の値動きの統計的確率、将来的な値上り/値下がり指標を元に取引します。したがってモメンタム取引では価格に影響を与える可能性のある資産のユースケース、政治、世界経済に関する情報は考慮されません。代わりに通常モメンタム取引では次のような要素が重要な役割を果たします:

  • 市況変動: 前述のように、モメンタム取引は特に短期間の上昇と下降に依存した価格の振れ幅の大きさに依存します。必然的にこの戦略を採用する際に考慮すべき最も重要な要素の1つとなります。モメンタム取引は変動の激しい市場環境で最も効果的に機能するため、価格変動の大きい暗号資産市場は従来の株式市場よりもこの戦略に適しています。
  • 出来高: この要素は特定のコインの24時間の市場活動、すなわち24時間以内に取引されたコインの総数量を表します。取引量が多いということは大幅な値動きをするのに十分な需給があることを示しています。しかし、トレーダーは一度に大量の資産を売却または購入するクジラの存在によって出来高が操作される可能性があることを念頭に置いておく必要があります。これらのトレーダーは膨大な量の暗号通貨を所有しており、市場に参入または退出するだけで価格を上下させる力があるのです。
  • 時間枠: モメンタムトレーダーは、日足、1時間足、15分足などの異なる期間の値動きを分析します。例えば、これらのチャートのいくつかで同じ上昇トレンドを発見した場合、そのモメンタムは重要であると見なされます。一方、価格の上昇が特定の時間枠内でしか見られない場合は進行中の下降トレンドの一部である可能性があると見なされ、重要性が低くなります。

モメンタムトレーダーが使用するテクニカル指標は?

モメンタム取引では、多くのテクニカル指標が役に立ちます。中でも最も人気があるのは移動平均です。基本的にトレーダーは移動平均を分析することでトレンドの形成と強いモメンタムを発見します。また移動平均収束発散指標(MACD)は、価格のモメンタムだけでなくトレンドの反転の可能性を検出するために最も頻繁に使用されているツールの1つです。

支持線と抵抗線

さらにモメンタムトレーダーは、支持線と抵抗線を分析する事でトレンドの中断や反転の可能性を察知します。価格チャート上の支持線は、需要の集中により下降トレンドの中断または反転が予想される場所に位置します。逆に抵抗線は、供給が集中することによって上昇トレンドが一時的に中断するときに発生します。価格がこれらの境界線のいずれかを突破すると、値動きはより不安定になり勢いを増していきます。Bitcoin-Support,-Resistance,-trendlines

図1:支持線と抵抗線(出典:Phemex Academy)

ローソク足チャート

モメンタムトレーダーは、チャート上の値動きによって形成されるローソク足のパターンにも注目することがあります。これらの形は価格の上昇または下降傾向を予測することを意味する「強気」または「弱気」と読み取られます。以下の図解よりいくつか例をご覧いただけます。また最も重要なローソク足パターン完全ガイドより、これらのパターンについてさらに詳しく読むことができます。The piercing line

図2:上昇トレンドを示すローソク足パターン「切り込み線」(出典:Phemex Academy)the hanging man

図3:弱気相場を示すローソク足パターン「首吊り線」(出典:Phemex Academy)The Bearish Engulfing

図4:下降トレンドを示すローソク足パターン「弱気の抱き線」(出典:Phemex Academy)

相対力指数

RSIとして広く知られている相対力指数も将来の値動きを予測するための貴重なツールです。RSIが70を超えると買われすぎと判断され、資産価格が下落する可能性があることを示しています。逆にRSIが30を下回ると売られすぎと判断され、値上がりが予想されます。

 

テクニカル分析は市場の動向を予測するのに役立ちますが、その指標は決して単独で解釈すべきものではありません。例えばローソク足パターンは経験の浅いトレーダーにとって特に混乱を招きやすいため、それだけを重視するのは避けるべきなのです。

設定できるレバレッジは最大100倍

モメンタム取引の長所と短所は?

長所: モメンタム取引は収益性が高い

モメンタム取引は収益性の高い取引です。暗号資産市場の高い変動率により、この戦略はデジタル資産で非常によく機能します。モメンタムトレーダーは長期トレーダーより短時間で比較的高い収益を得ることができます。またテクニカル分析を用いて値動きを予測することは強気市場で短期間で利益を上げるだけでなく、下降トレンドの形成も予測できる優れた方法です。このような場合は、代わりにステーブルコインを購入することで多大な価格の下落から資産を保護することが好まれる場合があります。

短所#1: 資産価値が下がりやすい

一方、短期間で利益を上げられるということは同じく短期間で資産価値が下がる可能性が高いということでもあります。またモメンタムトレーダーの資産売買の頻度によっては取引手数料がこの戦略のデメリットとなる場合もあります。特に取引ボットを使用する場合、これらの手数料は急速に膨れ上がる可能性があります。

短所#2: トレンドの反転が起こり得る可能性

そのうえ、過去の成功は将来の値動きを保証するものではありません。トレンドは常に兆候なく反転する恐れがあり、長期投資に対するモメンタム取引の優位性を証明するとされる研究でも信頼性に欠ける可能性があります。また、モメンタム取引の成功は市場環境に依存するためすべての取引場面に適用できるわけではありません。例えば強気相場では、モメンタム取引は非常に有効ですが強気の罠と弱気の罠では誤解を招き大きな損失に繋がる可能性があります。このようなシナリオではあらゆるテクニカル指標がある方向を示しているにも関わらず価格は反対方向に動いている場合があります。

モメンタム取引は行うべき?

モメンタム取引は万人向けではありません。この取引スタイルで成功するためには、技術的な知識と市場分析の十分な経験が必要です。またこのスタイルに合った性格の持ち主であることも重要です。市場の変動にストレスを感じやすく、早まった決断やFOMOに陥りがちな人は比較的低リスクな長期投資の方が向いているかもしれません。

 

またどのような短期取引であっても常に市場調査と関与し続ける事を怠ってはいけないことが大前提です。利益を最大化し不必要な損失を避けるためには適切なタイミングで参入と撤退を行う必要があります。暗号資産取引に一日の大半を費やすことができない、または費やす気がない場合でもやはり長期投資の方が適しているでしょう。

まとめ

モメンタム取引はトレーダーが比較的短時間で莫大な利益を上げるのに役立ちます。しかし上昇トレンドまたは下降トレンドの形成に関するテクニカル分析や特定の指標についての実務的な知識が不可欠です。モメンタム取引戦略を活用して利益を上げれるスピードは、資産価値が減少するスピードと同等なのです。あなたの性格や好みによってはモメンタム取引よりも長期投資の方が適しているかもしれません。

 

最後に、トレーダーは一つの戦略に限定する必要はありません。テクニカル分析に関する十分な知識があればさまざまな方法を組み合わせて、独自の取引スタイルを見出すことができます。


問い合わせは support@phemex.zendesk.com までお寄せください。
当社の公式Twitterアカウントをフォローし、最新ニュースを入手してください。
Telegramコミュニティに参加し、当社および他の Phemex トレーダーと交流してください。
フェメクッス | Break Through, Break Free