米ドルは通貨バスケットに対して7月下旬以来の高値水準まで上昇した。米連邦準備制度理事会(FRB)による追加利上げへの市場の期待が高まっていることが背景にある。先週の25ベーシスポイントの利上げと、年内に少なくともあと1回の追加利上げがあるとの示唆を受け、トレーダーが金融引き締めの織り込みを進める中、ドルは大きく下支えされてきた。 欧州取引時間中に北海ブレント原油が再び1バレル=100ドルを上回ったことも追い風となった。ただ、ドル高の支配的な要因となっているのは利上げ期待である。スタンダードチャータードのストラテジスト、スティーブ・イングランダー氏は、これまで予想されてきた中長期的なドル高トレンドが、これらの要因が収れんする中、ついに顕在化し始めている可能性があるとの見方を示した。