Web3ゲームの世界は、いままさに重要な分岐点に立っています。初期の「Play-to-Earn(P2E)」モデルは、プレイヤーの所有権という画期的なコンセプトを持ち込んだものの、「楽しさ」という最も重要な要素においてしばしば課題を残してきました。多くのゲームがエンターテイメントよりも「作業」のように感じられ、経済的インセンティブがゲームプレイ体験を上回る状況となっていました。そこに登場したのがDelabs Gamesです。Delabsは、従来型ゲーム業界で培われた豊富な経験をもつベテランチームに支えられ、ゲーム本来の楽しさと高品質な内容を核に据え、ブロックチェーン技術を“体験を強化する”要素として取り入れる「Play-and-Earn」モデルの先駆者となることを目指しています。
本記事では、Delabs Gamesおよびそのネイティブ・エコシステムトークンDELABSについて、テクノロジー、トークノミクス、実力派チームの全貌、競争が激化するゲーム市場で存在感を確立する可能性に至るまで、徹底解説します。
サマリーボックス(基本情報)
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ティッカーシンボル: DELABS
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チェーン: BNBチェーン
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コントラクトアドレス(BNBチェーン): 0x23CcAB1de32E06a6235a7997C266F86440C2Cbe6
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流通供給量: 約7億5,030万DELABS(変動あり)
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総供給量: 3,000,000,000 DELABS
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主なユースケース: Delabs Gamesエコシステム内でのガバナンス、ステーキング、インゲーム通貨
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現在の時価総額: 約1,318万ドル(価格は非常に変動しやすい)
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Phemexでの提供状況: あり、DELABS/USDT
Delabs Games(DELABS)とは?
では、Delabs Gamesとは一体何なのでしょうか?Delabs Gamesは、Web3に特化したゲームスタジオおよびパブリッシャーであり、複数の高品質・相互接続型ビデオゲームを開発しています。本プロジェクトのミッションは、従来の(Web2)没入感とグラフィックリッチな体験と、Web3の分散型・プレイヤー所有経済とのギャップを埋めることです。彼らの哲学はシンプルですが本質的です。「Fun is eternal(楽しさは永遠)」。
Delabsが解決を目指す根本的な課題は、Web3ゲームの持続可能性と魅力です。まず「面白い」「完成度の高い」ゲームプレイを最優先し、暗号資産ユーザーだけでなく、これまでWeb3に躊躇していた膨大な従来ゲーマー層の取り込みを狙っています。ブロックチェーン技術(NFTやDELABSトークンを含む)は、ゲーム内資産の真の所有権やエコシステムの意思決定、リワード獲得等「目に見える実利」を与える形でシームレスに実装されています。
また、「DELABS explained」の文脈で言えば、本プロジェクトは単に一つのタイトルではなく、複数ジャンルのゲームと、それらをNFT「アドベンチャーパス」でつなぐ共有経済圏というエコシステム全体です。DELABSトークンはこの中核であり、全ゲーム共通の通貨兼ガバナンストークンとして機能。Delabsは「P2E」から成熟した「Play-and-Earn」あるいは「Play-and-Own」への進化を牽引し、GameFiの未来を切り拓くプロジェクトと位置付けられます。
DELABSトークンの供給量は?
プロジェクトのトークノミクス(トークン経済)は、その将来性や持続可能性を測る上で不可欠です。Delabs GamesのDELABSトークンは、明確な上限と枠組みを持ちます。
最大供給量は30億枚(3,000,000,000 DELABS)です。インフレ抑止型設計のため、新規発行はこの枠を超えることはなく、希少性と予見性を確保します。
この30億枚の配分設計は、長期成長・持続性を促進するよう厳密に計画されており、利益相反が起こらぬようベスティング(分割払い/ロックアップ)も段階的に設定されています。詳細は公式ホワイトペーパーに記載されています。
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エアドロップ&コミュニティ報酬(32%): 最大枠がプレイヤー・コミュニティ報酬に割り当て。TGE(トークン発行イベント)時に30%即時アンロック、残りは24ヶ月で徐々に分配し、エンゲージメントとプレイヤー継続を促進。
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エコシステム枠(23%): 67%がTGEで即時アンロック、36ヶ月のベスティング。インフラ拡張・流動性管理・開発者助成・戦略提携など、エコシステム拡大に充当。
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投資家(20%): 初期支援者へ配分。最初の6ヶ月はロックアップ(クレフ)、その後18ヶ月で段階的にリリースという長期志向設計。
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チーム(17%): コア開発チームの長期コミットを促すため、12ヶ月クレフ+その後36ヶ月で分割リリース。
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アドバイザー(5%): 同様に12ヶ月クレフ+36ヶ月分割リリース。継続的な助言と利害一致を確保。
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戦略投資家(3%): 重要パートナー向け。投資家と同じく、6ヶ月クレフ+18ヶ月分配でエコシステム成長と利害を一致。
流通供給量は、アンロック済みかつ取引可能なトークン数を指し、2024年末時点では約7億5,030万枚。今後各枠のベスティング進捗により、市場への供給が段階的に増加していきます。
さらに、Delabs Gamesは潜在的なデフレメカニズムも導入予定です。プラットフォーム収益(マーケットプレイス手数料・インゲームアイテム売上等)の一部でDELABSをマーケットで買い戻し、バーン(焼却・永久除却)またはエコシステムファンドへの再分配を実施する計画です。これによって、中長期的な買い圧力と流通供給量の抑制が期待できます。
DELABSトークンのユースケース
DELABSトークンは単なる投機対象ではなく、Delabs Gamesプラットフォームのあらゆる側面に深く統合された多機能ユーティリティトークンです。保有者・プレイヤー双方にエコシステムの成長・発展にリアルな利害関係を与えます。主体的なDELABSユースケースは下記に集約されます:
1. ガバナンス
DELABSトークンはエコシステム全体のガバナンストークンとして機能し、DAO(分散型自律組織)への提案・投票による意思決定参加が可能です。ゲーム開発の優先順位、経済パラメーターの調整、ファンド運用方針など、多様な案件にコミュニティが主体的に関与でき、プレイヤーが“消費者”から“共創者”へと進化します。
2. ステーキング&リワード
保有するDELABSをステーキングすることでリワード獲得が可能です。ステーキングはネットワークの健全性やプロジェクトへの信任を示すと同時に、パッシブインカム(受動的収入)も獲得できます。報酬はDELABSトークン、ステーブルコイン、限定NFT等多様。加えて、上位ステーキング層には限定特典アクセスが付与される場合もあります。
3. 全ゲーム共通インゲーム通貨
DELABSトークンは、「Rumble Racing Star」「Space Frontier」「Meta-ball」など、Delabs全ゲーム間で共通に使える通貨です。アイテム購入・コスメ・シーズンパス・その他デジタルアセット取引に利用され、ゲーム間で価値やアイテムをシームレスに移動可能な“統一経済圏”を実現します。
4. 限定アクセス・特典
一定量のDELABS保有やステーキングで、βテスト先行参加権、限定トーナメント(高額賞金)、NFT限定配布イベント等へアクセス可能。熱心なコミュニティメンバーへのインセンティブとして機能します。
5. プラットフォーム取引手数料支払い
公式マーケットプレイスでのNFT取引等、各種手数料決済に利用。DELABS決済なら割引が適用される場合も。また、手数料の一部はバイバック&バーンプログラムに充当され、自己循環型のトークノミクスを形成。
DELABS vs. AXS(Axie Infinity)
Delabsの市場的立ち位置をより明確にするため、Web3ゲームの代名詞・Axie Infinity(AXS)と比較してみます。両者ともGameFi領域ですが、アプローチや哲学は大きく異なります。
特徴 | Delabs Games(DELABS) | Axie Infinity(AXS) |
中核哲学 | 楽しさ重視: 従来ゲームに並ぶ高品質・没入感を追求。ブロックチェーンはあくまでも体験向上の手段。 | 稼ぎ優先(初期): プレイトゥアーンの先駆け。経済的動機が初期ユーザーの主な魅力だった。 |
技術基盤 | BNBチェーン採用: 高速・低手数料・巨大ユーザーベースを活かしローンチ。 | 独自サイドチェーン: Ronin Network運用。高トランザクションを支えるイーサリアム連携サイドチェーン。 |
エコシステム構造 | パブリッシャーモデル: 多ジャンル複数ゲーム(Rumble Racing Star、Space Frontier等)を展開。 | 単一IP特化: Axie Infinityユニバース中心。Originsやランド拡張などを展開。 |
トークン用途 | エコシステム全域: ガバナンスやステーキング、全ゲーム&サービスの通貨。 | 単一ゲーム特化: AXSは主にAxie Infinity内でのステーキング・ガバナンス・ブリーディング用。 |
ターゲット層 | 従来(W2)ゲーマーとWeb3ユーザー両方の獲得を狙い、“面白さ”と完成度を重視。 | 主にクリプト・ネイティブや新興国“副収入”ニーズ層が中心。 |
要するに、「DELABS vs AXS」は“進化の象徴”です。Axie Infinityがプレイヤー経済の礎を築いた一方、Delabs Gamesは「面白さ」を妥協せずWeb3ゲームを持続可能かつ大衆化へと前進させる“次世代”プロジェクトです。
DELABSを支える技術
Delabs Gamesは、スケーラビリティ・相互運用性・ユーザー体験のシームレスさを重視した盤石な技術基盤に構築されています。
ブロックチェーン&コンセンサス機構
Delabsは戦略的にBNB Chainを基盤チェーンとして採用。これは、ゲーミングプラットフォームに必須となる下記の要件を満たすためです:
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低トランザクションコスト: 頻繁なインゲーム取引でも手数料負担が極小に。
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高性能: 速いブロックタイム&高スループットでラグや待ち時間を排除。
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大規模ユーザーベース: 大手Web3コミュニティを即座に活用できる点は普及加速のカギ。
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EVM互換: Ethereum Virtual Machine完全互換でMetaMask等各種Web3ツールやウォレットとも容易に統合。
BNB ChainはProof-of-Staked-Authority(PoSA)コンセンサスメカニズムを採用。PoAとDPoSのハイブリッドで、分散性・スケーラビリティ・セキュリティのバランスを実現する仕組みです(限定数バリデーターによる取引処理)。
アドベンチャーパスNFT
Delabs技術の中核がアドベンチャーパスNFTです。ただのコレクタブルではなく、エコシステムへの“ダイナミックな入場券”。アドベンチャーパス保有者は、全Delabsゲーム入場権、DELABSエアドロップ、限定アイテム、特別イベント参加権など多彩なベネフィットを享受できます。初期サポーターへ確かなリターンを提供し、コミュニティの一体感を醸成します。
相互運用性とパートナーシップ
Delabsは相互運用性を重視し設計。資産や実績が他タイトルでも“活きる”ようにすることで、本物の相互接続型ゲームユニバースを目指します。この実現には「Gateway」システム(資産一元管理ハブ)が中核となります。
また、実績あるゲーム開発力を持つ4:33 Creative Labとの連携、ならびにHashed、Spartan Group、Merit Circle、Planetarium等の著名暗号VCからの資金・戦略的支援によって、プロジェクトの信用力が強固になっています。
チームと起源
プロジェクトの成否は多くの場合、牽引するチーム力に左右されます。この点、Delabs Gamesは業界屈指の大物を揃えることで際立っています。Delabs Gamesは、韓国が誇るモバイルゲーム開発・パブリッシング大手、4:33 Creative Lab(10年以上・多ヒットタイトル実績)のWeb3部門でもあります。
指揮を執るのは、元ネクソンCEOのクォン・ジュンモ(JM)。JM氏は「メイプルストーリー」「ダンジョン&ファイター」など超大作の仕掛人であり、グローバルヒットタイトルの創出ノウハウはDelabsにとって最大の資産と言えるでしょう。
このリーダーシップと、4:33の100人超の開発者・アーティスト・プランナーのバックボーンにより、Web3業界では類例のない“ゲーム開発の現場力”を誇ります。「楽しさ最優先」という軸、そして商業的な成功実現ノウハウ――これほどまでに権威性・信頼性に富むプロジェクトは稀有です。
主なニュース&イベント
プロジェクトの進捗・展開を知ることは投資判断でも重要です。以下に、これまでの主要な節目やDELABS関連ニュースをご紹介します:
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ゲームローンチ:「Rumble Racing Star」(芝刈り機レースゲーム)を皮切りに、プレイアブルデモやコミュニティイベントを開催。今後「Space Frontier」(サバイバルRPG)、「Meta-ball」(アニメ風ゲーム)も予定。
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アドベンチャーパスNFTローンチ:成功裏にミント・配布完了。基盤コミュニティ形成のマイルストーン。
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トークン発行イベント(TGE):DELABSトークンの主要取引所上場で一般流通開始。価格発見&アクセス拡大へ。
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Phemex上場:DELABS/USDTペア上場で流動性増・グローバルユーザーに開放。価格・知名度双方にプラス材料。
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戦略パートナーシップ:ギルドやローンチパッド、Web3基盤プロバイダーとの提携拡大でエコシステム強化が進行。
DELABSは投資価値があるか?
本DELABS投資価値評価では、その強みとリスクの双方を客観的に把握することが不可欠です。
(免責事項:以下はあくまで情報提供を目的としており、投資助言ではありません。投資判断は必ずご自身でリサーチし自己責任で行ってください。)
強気材料(成長の可能性)
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ワールドクラスのチーム:元ネクソン経営・4:33開発力は、Delabs最大の武器。面白いゲームの創出力は折り紙付き。
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「楽しさ」重視アプローチ:P2E初期ゲーム最大の課題を解決し、主流市場プレイヤー獲得&持続的成長が見込める。
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マルチゲーム・エコシステム:単一ヒットへの依存回避。1タイトルの成功が他タイトルの成長も後押し。
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優良VCの支援:有名VCからの資本・ネットワーク・助言は心強いサポート。
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一体型トークノミクス:ガバナンス・通貨等、多岐に使えるトークン設計で安定した需要を創出。
弱気材料(リスク面)
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激しい競争環境:Web3/既存Web2両方の競合に打ち勝つ必要あり。
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実行リスク:青写真は魅力的だが、「本当に面白く長期定着するゲーム」を出せるかが成否のカギ。
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市場の変動リスク:DELABSも暗号資産共通の高ボラティリティにさらされる。
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規制リスク:GameFiや暗号トークンの規制環境は世界的にも依然不透明。
総じて、Delabs Gamesは成熟かつ戦略的なWeb3ゲームの方向性を示しています。強力なチーム・戦略・品質志向が大きな優位性です。リスクは存在するものの、GameFi業界において最も将来性を感じさせる基盤を有するプロジェクトと言えるでしょう。
PhemexでのDELABS購入方法
DELABSトークンは、安全でユーザーフレンドリーな暗号資産取引所「Phemex」で簡単に売買可能です。DELABS購入方法をお探しの場合、以下のシンプルな手順で取引できます:
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Phemexアカウント作成: 未保有の場合は、公式サイトでアカウント開設。本人確認(KYC)も完了しましょう。
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資金入金: DELABSを購入するには、Phemexのウォレットに資金を入金します。一番利用が多い取引ペアはDELABS/USDTなので、Tether(USDT)の入金が最も簡単です。外部ウォレットからの送金もしくは、クレジットカード・銀行振込で直接USDTを購入できます。
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スポット取引画面へ: 入金後、「スポット取引」セクションに移動します。
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DELABS/USDTペアを検索: 取引画面の検索バーで「DELABS」と入力し、DELABS/USDTペアを選択してメインチャートを表示。
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注文を発注: いよいよDELABSの売買ができます。
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成行注文: 現在の市場価格で即時にDELABSを購入。
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指値注文: 希望価格を指定し、そこまで市場価格が到達すると注文が執行されます。
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内容確認・注文確定: 購入枚数を入力し、注文内容を確認して確定。購入DELABSはPhemexスポットウォレットに反映されます。