香港でライセンスを取得しているデジタル資産カストディアン、Matrixport傘下のCactus Custodyは、機関投資家向けのセキュリティと流動性を強化するためにKuCoin Institutionalと提携しました。この協力により、Cactus Custodyのオフチェーン決済ソリューション「Cactus Oasis」がKuCoinのプラットフォームに統合され、クライアントは資産を取引所のウォレットに移すことなく取引が可能になります。これにより、資産は取引プラットフォームから隔離されたCactus Custodyのアカウント内で安全に保たれます。 このパートナーシップは、Cactus Custodyのマルチシグネチャウォレット、コールドストレージ、ISO認証のセキュリティ基準を活用し、現物取引、レバレッジ取引、オプション取引、先物取引などのさまざまな取引活動中の資産を保護します。この取り組みは、KuCoinが最近発表した20億ドル規模の「Trust Project」と連動しており、クライアントの信頼向上を目指しています。KuCoin Institutionalのグローバルビジネス責任者であるティカ・ラム氏は、この提携を安全な機関投資家向けデジタル資産エコシステム構築への重要な一歩と位置付けています。