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NEARがAIエージェントマーケットを開始、NVIDIAのInceptionプログラム参加

重要ポイント

NEARはAIエージェントマーケット、IronClawアシスタント、機密GPUマーケットをローンチし、NVIDIAのInceptionプログラムにも参加しました。これによりAIネイティブL1路線が進展しています。

NEAR AI

2026年5月9日、NEAR財団はネットワークをAIネイティブLayer-1として再定義する4つのプロダクト発表を行い、NEARの価格は24時間で12.66%上昇しました。NEAR AIはNVIDIAのInception Programに参加し、AIエージェントが経済的自律性を持って取引できる分散型AIエージェントマーケットを開始、AIアシスタント「IronClaw」をリリースし、Trusted Execution Environments(TEE)上に構築された機密GPUマーケットを公開しました。NEAR財団が2年間推進してきたAI戦略が、実際のプロダクトで具体化された形です。

本記事では、各プロダクト発表の詳細、NVIDIAとの提携の実質的な意味、NEARが分散型AI領域でICP・Akash・Bittensorとどのような関係性にあるかを解説します。共同創設者Illia Polosukhin氏はGoogleの「Attention Is All You Need」Transformer論文の著者の一人であり、その経歴が今回の発表の信頼性を高めています。

NEAR AIエージェントマーケットの特徴

4つの発表の中で最も重要なのがAIエージェントマーケットです。これはNEARが「エージェントコマース」と呼ぶ分散型インフラレイヤーで、AIエージェントが価値を保持し、取引・協調を人の介在なしで行えます。エージェントはNEARトークンで即時報酬を受け取り、マーケットはオンチェーンで決済され、OpenClaw、Claude、Codexなど主要なエージェントフレームワークと互換性があります。

「経済的自律性」が実際に意味するのは、AIエージェントが他のAIエージェントをサブタスクへ雇用・完了時に支払い・人間貢献者へ決済・全てを単一のオンチェーン監査記録で管理できるワークフローです。従来の決済インフラでは実現が難しい、マシン同士の秒単位マイクロペイメントを可能にします。

NEARは、エージェントコマースの決済にクリプトが最適であると主張してきました。互換性のあるフレームワーク、実際に稼働するマーケット、サブセカンドの最終性と低手数料のL1を兼ね備えたのはNEARが初です。今後90日間で実際の利用がどこまで伸びるかが注目されます。

NVIDIA Inceptionの実質的な意味

表面的には、NVIDIA Inceptionはスタートアップ支援プログラムであり、多数の企業が参加しています。これ自体を大型提携と解釈するのは正確とは言えません。

しかし、実際のアクセスには大きな意味があります。Inception参加企業はNVIDIAのGPUリソースや技術サポート、CUDAなどNVIDIAエコシステムへの優先的アクセスが可能です。分散型GPUマーケットの開発にはこうした関係が前提条件となります。エンタープライズ規模で機密AIを運用するには、GPUアクセスの信頼性が不可欠です。

この関係は専有的ではありませんが、NEARはNVIDIAのAIインフラ戦略と連携する体制となりました。ICP、Akash、Bittensorと分散型AIの市場で競合する中、これは構造的優位性と言えます。Phemexも提携発表時に報道しており、今回の新プロダクト発表がそのフォローアップとなります。

機密GPUマーケットとNEAR AI Cloud

2つ目のプロダクトは、Trusted Execution Environments上で動作する分散型機密GPUマーケット「NEAR AI Cloud」です。TEEは演算中のデータをハードウェアレベルで保護し、運用者がデータ内容を閲覧できないようにします。これにより、AIトレーニングや推論時のデータ機密性が担保されます。

多くのエンタープライズAIでは、規制データを許可制でないインフラでは扱えません。医療・法務・金融等のデータや独自のトレーニングセットを第三者のGPUで扱うことはリスクがあります。TEEは暗号学的にワークロードの秘匿性を保証し、AWSのGPUインスタンスのような感覚で分散型リソースを安全に利用できます。

NEAR以外にもTEEベースのAIコンピュートを構築するプロジェクトはあります。Raptor Groupによる発表解説でも、クラウドデータ主権への対応である点が強調されています。Akashは許可制なしで分散型計算を提供しますが、TEEレベルの機密性は保証されません。NEARは規制産業向けに特化したアプローチです。

IronClawとブランドAIアシスタントの役割

IronClaw AIアシスタントは4つの発表の中で最も小規模ですが、エージェントインフラのエンドツーエンド動作をデモするフロントエンドです。ユーザーはIronClawと対話し、支払いやデータ検索、多エージェント連携を含む複数のアクションを依頼、その実行過程と決済を目で確認できます。

エンドユーザー製品がなければ、エージェントインフラの価値は開発者以外には伝わりません。IronClawはその「ストアフロント」的役割です。最高のAIアシスタントである必要はなく、非エンジニアも体験可能な形を示すことが重要です。

これはOpenAIがChatGPTでGPT-3.5をデモした手法と同様です。モデルが存在していても、消費者向けインターフェースが技術を可視化します。

ICP・Akash・Bittensorとの比較

分散型AI領域では4つの有力プロジェクトが異なる主張を展開しています。

プロジェクト コアの主張 プライバシーアプローチ トークンの使途
Internet Computer (ICP) フルアプリのオンチェーン高速実行 複製ステート、TEEなし サイクル消費、ガバナンス
Akash 許可制なしのクラウドコンピュートマーケット 無検閲、プライバシー保証なし バリデートのためステーク、AKTで手数料
Bittensor AIモデル訓練用のサブネットインセンティブレイヤー サブネット毎に異なる 上位サブネットへのTAO配布
NEAR AIネイティブL1+エージェントコマース+機密コンピュート TEEベースAI Cloud NEARで手数料・ステーク・エージェント報酬

NEARはAkashのような単一用途ではなく、決済(L1)、エージェント連携(Agent Market)、機密計算(AI Cloud)を統合したフルスタックを志向します。エンタープライズは分散型AI基盤を複数プロジェクトで寄せ集めるより、垂直統合型を求めると見ています。

一方で、Akashが計算・Bittensorがインセンティブ・第三者が決済という「モジュール型」が主流になれば、NEARのフルスタック戦略が負担になる可能性も指摘されています。今後1年のエンタープライズ導入動向が鍵です。

12.66%上昇が示すもの

NEARは本発表により24時間で12.66%上昇しました。マクロ要因でなくプロダクト発表でのこの値動きは、複数の意味を示しています。

第一に、NEARは「AI要素のある一般的なL1」から「AIネイティブL1」へと見直されました。これは2024年にAI銘柄(FET、AGIX、OCEANなど)が注目を集めた際の値動きと類似しています。

第二に、一部ショートカバーによる上昇も反映しています。発表前はサポート付近で推移し、ショートが溜まっていましたが、今回のAI関連の発表がそのポジションを巻き戻しました。

第三に、発表規模に対して12%の上昇は限定的で、慎重な買いが中心と読み取れます。今後5〜10営業日で持続的な動きが出るかが注目ポイントです。NEARがブレイクアウト水準を維持すれば評価修正が定着し、戻せば「一時的な反応」とみなされます。

Bitgetの報道も同内容を扱っており、各取引所で広く認識された値動きであることを確認できます。

NEARの既存スタックとの関係

NEARは過去1年以上かけてこの発表の基盤を構築してきました。ネットワークは既にConfidential IntentsによるクロスチェーンDeFiをサポートし、Chain Signaturesでビットコイン・イーサリアム・ソラナなど多チェーン資産の制御も可能です。Agent Marketと組み合わせれば、NEAR上のAIエージェントはブリッジ不要で複数チェーンの資産を保有・移動できます。

これはエージェントコマースの本質的価値です。NEARトークンのみを動かせるエージェントも興味深いですが、BTCやETH、USDCなども保有・移動でき、TEEでプライバシーも確保できる点は大きな差別化要素です。

よくある質問

NEAR AIエージェントマーケットとは?

AIエージェント同士が取引・雇用・即時決済できる分散型マーケットプレイスです。OpenClaw、Claude、Codexなど主要フレームワークと互換性があり、これらのエージェントは追加開発なくNEARの決済レイヤーを活用できます。

NVIDIAのInception提携でNEARに出資があったのですか?

いいえ。InceptionはスタートアップへのGPUリソース・開発ツール・技術支援プログラムであり、投資や独占性は含みません。この提携でNEARはNVIDIAのAIインフラエコシステムと公式に連携する形となりますが、戦略的出資ではありません。

NEAR AI CloudはAkashと何が異なりますか?

NEAR AI CloudはTrusted Execution Environmentsにより暗号学的なプライバシー保証を提供し、エンタープライズが規制下ワークロードを分散型GPU上で安全に運用できます。AkashはTEEレベルのプライバシーなしで分散計算を提供し、対象となる顧客層が異なります。

Illia Polosukhin氏の経歴はなぜ重要なのですか?

彼は2017年GoogleのTransformer論文「Attention Is All You Need」の共著者の一人であり、GPTやClaude、Geminiを始めとする現代LLMの基盤技術を開発しました。この実績によりNEARのAI戦略は他のプロジェクトより高い信頼性があります。

まとめ

NEARの5月9日の新プロダクト群は、AIネイティブL1の構想を具体的なプロダクトスタックとして実現した瞬間です。Agent Market、NEAR AI Cloud、IronClaw、NVIDIA Inception参加により、プライバシー保証とオンチェーン決済を備えた分散AIインフラの垂直型提案となっています。

価格の上昇は市場の注目を示しています。今後5〜10日間の動きで評価が定着するか、一時的反応に終わるかが見極めどころです。特に最初の30日で実際にエージェント登録や取引量が発生するか、次回FOMCやマクロイベント時にNEARが水準を維持できるかがポイントとなります。

両方満たせば、2026年第3四半期には「AIで優位なL1はどこか」の問いにNEARがデフォルト回答となるでしょう。どちらかを満たせない場合、今回の発表は短期的な話題で終わる可能性もあります。インフラは既に整っており、今後2四半期でエンタープライズ利用がデータとして現れるかが焦点です。

本記事は情報提供のみを目的としており、金融や投資助言を構成するものではありません。暗号資産取引には高いリスクが伴います。必ずご自身でリサーチの上、ご判断ください。

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