イーサリアムの創設者ヴィタリック・ブテリンは、暗号学者イアン・マイヤーズとの議論の中で、コンテンツのモデレーションには完全準同型暗号(FHE)やマルチパーティ計算(MPC)は必要ないと述べました。ブテリンは、コンテンツが平文であるため、ゼロ知識証明(ZKP)を用いることで匿名投稿を可能にしつつ、ユーザーの禁止も可能になると強調しました。また、ZKはAI駆動のコンテンツ推薦の公平性の透明性を確保できるとも示唆しました。暗号化されたメッセージの安全な監視については、ブテリンは複雑な暗号化ソリューションを必要とせず、ユーザーが制御するローカルAIスキャンシステムが唯一倫理的な方法であると提案しました。