金価格と中央銀行の需要が引き続き高水準にあるなか、トークン化された金は、地金のためのデジタルな受け皿として、より速い成長を遂げる存在として台頭している。2026年第1四半期にこの資産クラスの取引額は907億ドルに達し、2025年通年の846億ドルを上回った。一方で、時価総額は2月に60億ドルを突破し、保有者のウォレット数も4万4,500超増加した。 この仕組みは、保管庫内で割り当てられた金地金を裏付けとし、現物への償還が可能なブロックチェーンベースのトークンを提供することで、現物金の所有やETFを通じたエクスポージャーに伴う長年の摩擦を解消することを目指している。XAUtやPAXGのような商品は、少額単位での保有、24時間365日の譲渡可能性、担保としての利用を可能にしており、トークン化された金は、原資産そのものを変えるものではなく、地金をより利用しやすい形で保有するための形式として位置付けられている。