米国証券取引委員会(SEC)は、トークン化されたナショナル・マーケット・システム(NMS)銘柄の限定的な取引を認める、一時的かつ条件付きの「イノベーション免除(Innovation Exemption)」を承認した。取引は、「トークン化証券取引場(TSV: Tokenized Securities Trading Venues)」として知られる指定のオンチェーン取引所で行われる。SECは、トークン化には発行、決済、所有権記録の各段階におけるコスト削減の可能性があるほか、市場の透明性と流動性の向上にも寄与すると表明した。 適格なTSVは、自動マーケットメイカー(AMM)や流動性プールを通じて承認された取引を仲介できるが、情報開示、取引の透明性、サーキットブレーカーの連携、帳簿記録の保存、技術的なセーフガードを含む厳格な要件を遵守しなければならない。取引活動は、銘柄数(ティッカー数)と出来高の上限によって制限される。SECは、この免除措置がオンチェーン市場から運用データを収集し、将来の長期的な規制枠組みの策定に役立てることを目的として設計されていることを示した。