サウジアラビアは、米ドルへの依存低減を目的に中国が主導するデジタル通貨・ブロックチェーン決済システムから撤退した。今回の動きは、従来のドル建てインフラを迂回することを狙った越境デジタル決済の取り組みに対する同国の関与の大きな転換を示すものである。 今回の撤退により、中央銀行デジタル通貨(CBDC)とブロックチェーン技術を国際決済に活用する多国間プラットフォームへのサウジアラビアの関与は終結することとなった。この展開は、世界の貿易決済におけるドルの優位性を低下させようとする代替決済ネットワークにとって、戦略的な構図を変化させるものとなる。