モルガン・スタンレーの投資戦略家デニー・ガリンドは、ビットコインが4年サイクルの「秋」段階に入ったことを受け、投資家に利益確定を検討するよう助言しています。ガリンドは、市場がまもなく「冬」段階に移行し、価格の下落が予想されると警告しています。この警戒は、ビットコインが最近365日移動平均線を下回ったことに起因しており、これは弱気市場のシグナルと見なされる技術的指標です。 現在の市場状況にもかかわらず、モルガン・スタンレーのリサーチ責任者マイケル・サイプリスは、機関投資家が引き続きビットコインをインフレヘッジとして見ていると指摘しています。ETFの導入により投資の敷居が下がり、米国のスポットビットコインETFは現在1,370億ドル以上の資産を保有し、イーサリアムETFは224億ドルに達しています。しかし、ステーブルコインやETFからの流動性の流入は停滞しており、慎重な見通しを強めています。