メタは今年、AnthropicのAIモデルに年間最大100億ドルを支出する可能性があると社内で評価していた。8月28日に引用されたニューヨーク・タイムズの報道によれば、これによりメタは同スタートアップにとって最大級の顧客の一社となる可能性がある。事情に詳しい関係者によると、メタは業界の集中リスクをめぐってAI研究所を公に批判しているにもかかわらず、AnthropicのAIツールへのアクセスに対し、今なお毎月数億ドルを支払っているという。 メタは以前、Anthropicの「Claude Code」ツールを社内開発や、今後投入予定のAIアシスタント製品「Hatch」のテストに使用していた。報道によると、メタはその後、自社のAIモデルやツールの開発を進める中で、一部支出を削減している。Anthropicは今年7月に年次売上高が650億ドルを超えると見込んでおり、メタによる年間100億ドルの調達計画が全面的に実行されれば、同社はAnthropicの主要な収益源となる。 この関係は、大手テクノロジー企業がAnthropicを支援する一方で、同時に競合するAIモデルやインフラを構築しているという、AI業界における協調と競争の拡大する構図を浮き彫りにしている。