エド・ヤーデニ氏は、市場がすでに「AI疲れ」の兆候を示しており、そのためAI関連取引に対してより慎重な姿勢を取るようになっていると述べた。同氏は、この分野で最終的に勝ち組と負け組を見極めるのは難しいとし、個別のAI関連株を直接追いかけることには否定的な見解を示した。 ヤーデニ氏は、AIへの投資エクスポージャーを求める投資家にとっては、ナスダック100指数ファンドのような分散された投資手段を通じる方が、より適している可能性があると述べた。さらに、AI技術企業そのものに限って強気であるというよりは、金融、ヘルスケア、資本財・産業、エネルギーなど、AI導入の恩恵を受けるセクターに対してより強気だと付け加えた。 同氏はまた、現在の市場環境は、FOMO(取り残されることへの恐れ)に突き動かされていたとするドットコム・バブルとは異なるとも述べた。ヤーデニ氏は、現在の市場は「素晴らしい利益モメンタム」に支えられており、半導体セクターの株価収益率(PER)は約17倍、市場全体では約20倍で、いずれも1999年の水準を下回っていると述べた。また、米国経済が景気後退を回避する限り、「狂騒の2020年代」がこのまま続く可能性は依然として約80%あるとの見方を示した。