暗号資産市場のマーケットブレドス(市場の広がり)は、株式と比べてテクニカル面の健全性が大幅に強く、時価総額上位100のトークンのうち88銘柄が現在、200日単純移動平均を上回る水準で取引されている。これはS&P500とは鮮やかな対照をなしており、同指数が史上最高値近辺で推移しているにもかかわらず、構成銘柄のうち257銘柄が同じ重要なテクニカル水準を割り込んでいる。BTC、ETH、XRP、SOLを含む主要な暗号資産の大半は、50日・100日・200日の移動平均を同時に上回る水準を維持しているものの、それぞれの過去最高値は依然として大きく下回ったままだ。 TDXストラテジーズのディック・ロー最高経営責任者(CEO)によれば、ETFを経由した機関投資家の資金流入が主要暗号資産や一部のアルトコインのモメンタム維持を支えており、同氏はビットコインにとって9万ドルが重要な水準、2026年の高値を基にした中期的な目標が9万7,900ドルだと指摘した。一方で、トレース・ファイナンスのベルナルド・ブリテスCEOは、現在の資金流入はステーブルコインではなく主にETF経由となっており、この構図が市場を反落に対してより脆弱にする可能性があると警告した。