Coinbaseは、チャットボットというよりチームメンバーのように動作するよう設計された社内AIエージェント「CEEcil」の詳細を明らかにした。このシステムはSlack上でメンション可能で、チームの長期的な文脈を保持し、未解決の問題を積極的にフォローアップし、これまで解決に数時間を要していた本番環境のインシデント対応や専門知識に関する問い合わせへの対応を支援する。 Coinbaseによると、CEEcilは関連するSlackの議論に参加し、絵文字でリアクションし、問題が放置された場合にはエスカレーションやフォローアップを行うことができる。また同社は、このエージェントが過去に、顧客の本人確認情報を含む運用文書をGitに提出することを拒否し、代わりに匿名化・非識別化した版、またはコンプライアンスに準拠した保存方法を推奨した事例があるとも述べた。 CEEcilは、GoによるサービスとAIエージェントのランタイム上に構築されており、MCPを介してメモリ検索、ナレッジベース、リアルタイムクエリ、Slackと接続されている。Coinbaseによると、このシステムにはリアルタイムのキルスイッチ、呼び出し回数および支出の上限、監査メカニズム、生成コードに対する人間のレビューが含まれている。また、3層のメモリシステムと階層型のモデルルーティングにより、文脈の維持とコストおよびレイテンシの削減を図っている。