BNYメロンとシティは、規制環境の改善に伴い、デジタル資産のカストディサービスを強化しています。2022年10月にデジタル資産カストディプラットフォームを立ち上げたBNYメロンは、現在、選定されたクライアント向けにビットコインとイーサリアムを管理しており、トークン化された預金や支払いの試験も行っています。一方、シティは2026年までに機関投資家向けの暗号資産カストディサービスを導入する計画であり、これにより2025年には機関投資家のビットコイン保有が46%増加し、世界の暗号資産ETFへの資金流入が59.5億ドルに達すると見込まれています。 また、シティはトークンサービスを通じて、トークン化資産の発行、ステーブルコインのインフラ、国境を越えた決済の可能性も模索しています。この拡大は、伝統的な銀行がカストディ、決済、トークン化を統合し、進化する金融インフラの中での地位を確立しようとする広範な傾向を反映しています。