ビットコインは、原油価格の下落が広範なリスク選好を支えたことを受け、アジア時間の安値から回復し、PEPE、DOGE、SHIBといった小型トークンやミームコインを押し上げた。暗号資産先物の総出来高は38%急増して2,920億ドルとなった一方、建玉(オープンインタレスト)は1%増の1,570億ドルにとどまり、出来高とOIの比率は2近辺となった。これは、今回の反発が新たなロングポジションの構築ではなく、ショートカバーに起因していることを示唆している。この値動きにより7億6,800万ドルの清算が発生し、その大半はショートだった。一方で、主要資産全体で累積出来高デルタはマイナスのままであり、価格が上昇する中でも積極的な売り側のテイカーフローが持続していたことを示している。 ビットコイン先物の建玉は71万6,000BTCに上昇し、8月25日以来の高水準となった。一方、大口投資家(ホエール)のスタンスはBTCに対して極めて強気に転じたものの、XRPとDOGEに対しては弱気となった。逆に、イーサとソラナのトレーダーはレバレッジを敬遠したままで、OIは減少傾向にある。ただし、ドージコインではOIが10%と目立って急増しており、これは一時的な天井圏での投機的な過熱を示す兆候となることが多い。こうした価格動向にもかかわらず、インプライド・ボラティリティ指数は最近のレンジ内に収まっており、オプション市場ではビットコインの9万ドルおよび9万5,000ドルの行使価格、イーサリアムの2,500〜3,000ドルの行使価格で活発なコール買いが見られる。