日本銀行(BOJ)は10月30日に政策金利を0.5%に据え置くと、上田和夫総裁が発表しました。上田総裁は、来年の賃金上昇が安定すれば、早ければ12月にも利上げが行われる可能性があると示唆しました。企業が引き続き賃金を引き上げるかどうかを判断するために、初期の賃金交渉からのさらなるデータが必要であると強調しました。タカ派的なトーンにもかかわらず、円は弱含みとなり、市場は日本銀行がインフレリスクに遅れをとっているという懸念を上田総裁が否定したことに注目しました。