仮想通貨コミュニティは非常に多様性があり、勇敢でクリエイティブな集団です。そこでユーモア、創造性、風刺が混ぜ合わさわると面白いミームの誕生です。しかし、そこでは面白いミームに加え所謂「仮想通貨用語」である新しい独自の用語も生まれています。今回の場合は、「月まで(to the moon)」というフレーズです。
仮想通貨界の投資家、デイトレーダー、ツイッター民などは史上最高値、通称ATH(All-Time Highの略)について話す際に「月まで(to the moon)」をよく使用します。このフレーズはDOGEコインの上昇を応援するために使われることが多かったのですが、ビットコインなど他の仮想通貨や単に古い株式についてでもよく使われます。
「ビットコインを月まで届けよう」とはどんな意味?
不謹慎なジョークと混同しないように、暗号通貨におけるムーニングとは、暗号通貨の価値をそれまでの史上最高値を超えて押し上げ、その価格を高騰させることを意味します。暗号通貨の価格が月に向かっている、または向かっているように見えるとき、限界はありません。宇宙空間が無限であるように、暗号ATHには価格の上限がないです。
ビットコインのムーニング(Mooning)とはいつを指す?
仮に$AAPLの株価が1ヶ月で$148から$150になったとしても、それはわずか1.3%の一桁台の上昇に過ぎないためアップルが月に行くとは表現しません。一方、ビットコインが7月21日の$30,000から8月23日には$50,000到達と66.6%の上昇となればビットコインが月に行くと表現できます。
価格上昇は感情的に大喜びさせるほど劇的で、SNSに投稿すると思わずフォロワーがコメントしたくなるような刺激的で人を惹きつけるものでなければなりません。それが主にクジラとホドラーなどビットコインに投資する全ての人を一緒にロケットに乗せて宇宙へ行こうと言う「月まで(to the moon)」の精神です。
下の絵は「月まで(to the moon)」の意味を表しています。仮想通貨集団が何かに熱狂しているとき、それを止めるのは難しいということを覚えておく必要があるのです。
今ビットコインは月へ向かっているのか?[2021年8月更新]
ビットコインが$29,000から$37,000の間で取引されていた1カ月半の停滞と横ばい取引期間の後、ビットコインの現価が$50,000にまで上昇したことは最高のニュースとなりました。ビットコインをロングしている仮想通貨投資家は皆、ビットコインが「月まで(to the moon)」行くことを望んでいます。要するに彼らは、ビットコインが離陸し新たなATHに到達し、抵抗線を突破することでショート組が清算することを望んでいるということを意味します。
次のビットコインATH到達はいつ?
実際ビットコインATHとは何を意味し、どのようにその値を推測するのでしょうか。前回のビットコインATHは4月中旬の$64,234という価格でした。次のATHは不明ですが、ビットコインの市場価値の見通しは有望と思われます。現在の強気相場の波が続くことを期待しましょう。