2025年のシンガポールPayFi ReWriteフォーラムにおいて、Slash Vision LabsのCOOである中本時雄氏は、マーチャントの資金管理における暗号通貨決済の利点を強調しました。中本氏は、VisaやPayPalのような従来のプラットフォームでは資金が遊休状態になることが多い一方で、暗号通貨決済は資金の有効活用を可能にし、短期的なリターンで仲介手数料を相殺できる可能性があると指摘しました。彼は、暗号通貨決済が日本ではまだ従来の方法を上回っていないものの、24時間365日の利用可能性や低コストなど、国境を越えた取引において大きな利点を提供していると述べました。 また、中本氏は、Slash Vision Labsが日本の厳格な暗号通貨規制に準拠することに注力しており、地元企業が安全に暗号通貨分野に参入できる入り口を提供することを目指していると説明しました。同社は、日本の成熟したライセンス制度と消費者金融基準を遵守することで長期的な採用を促進し、グローバルな暗号通貨ネイティブユーザーをターゲットとする競合他社と差別化を図っています。