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グレースケール、カルダノ認可直前に3つのアルトコインETF申請を撤回|最新動向ガイド

重要ポイント

グレースケールは2026年8月7日にCardano、Hedera、PolkadotのETF申請を撤回しました。本記事は訂正済みです。詳細はこちらをご覧ください。
  Grayscaleは2026年8月7日(金)、Cardano Trust ETFの登録を取り下げ、同日の午後遅くにはHederaおよびPolkadot Trustの取り下げも約90秒の間隔で行いました。Form RWは「登録取り下げ請求書」のことで、申請されたけれど有効化されていない登録をスポンサーが自主的に撤回するための申請書です。提出されたとしてもSEC(米国証券取引委員会)による拒否や、基礎資産自体の価値に関する見解を示すものではありません。今回、3つの取り下げ申請が話題となったのは、そのタイミングが背景にあります。CardanoのCME先物が6ヶ月の「シーズニング期間」(現物ADA ETFのSEC新基準適用のための必須期間)を経て、8月9日(日)にSECの一般的な上場基準の申請資格を、ちょうど満了しました。しかし、その資格を取得した瞬間、Grayscaleによる申請はすでに全て取り下げられていました。 - 3つの信託が撤回: GrayscaleのCardano・Hedera・Polkadot Trust ETF、いずれもForm RW申請 - 申請日: 2026年8月7日(金) - Cardano申請番号: 0001193125-26-340377(CIK 0002083106) - ADA現物価格: 0.1973ドル(24時間で0.50%下落、今朝のCoinGeckoデータ) - Cardano ETF申請資格成立日: 2026年8月9日(日)、CME先物の6ヶ月シーズニング期間満了 これがニュースの要点です。ここから先は書きにくい内容ですが、当社メディアでもその24時間前にはこの事実を誤って否定し、訂正の起点はその非をきちんと認めることから始まります。   

Grayscaleが実際に撤回したものとは

 3つの申請、3つの信託、そしてたった1つの午後。GrayscaleのCardano Trust ETFは東部時間16:33:37に取り下げ申請、Hedera Trust ETFは16:34:55に続き、Polkadot Trust ETFは16:36:47に記録されました。これらは全て190秒弱の間隔で連続して提出されています。週末報道によると、これらの取り下げが時系列で確認されています。 
信託名 CIK 申請日
Grayscale Cardano Trust ETF 0002083106 2026年8月7日
Grayscale Hedera Trust ETF 0002084948 2026年8月7日
Grayscale Polkadot Trust ETF 0002083137 2026年8月7日
 各Form RWには、スポンサーが「今後予定していた販売を進めるつもりはない」と明記されています。3つの登録はいずれも有効化されず、いかなる株式も発行・販売されていません。投資家向け目論見書(仮)は送付されず、今回の取り下げで「使用されなかった許可証」が消除されただけです。つまり、実際に運用された投資商品を取り消したわけではなく、最初から有効化もされず、運用もされていなかったのです。 

わずか24時間前に我々が誤報したことについて

 昨日2026年8月9日(日)付の弊社記事では、「GrayscaleによるCardano ETF申請の取り下げは裏付けがない」と断定し、その記述を掲載禁止、本文でも2度否定しました。ですが実際にはその情報が正しかったのです。誤りをお詫びし、この訂正を静かに他の記事の中で済ませたりせず、明確にここで申し上げます。 事象そのものはシンプルです。日曜にネット検索で確認した際、金曜午後提出のニュースを報じている媒体がまだなく、検索結果は空振り。結果、「報道がない=未検証」と誤認。検索エンジンは他社の既存記事しか示さず、まだ誰も報じていない申請書自体はSEC公式の履歴で開示されていましたが見落としました。 今後のための教訓は「もっと徹底して探す」ことではなく、「申請や登録、公式書類に関する話は報道より前に公式レジストリで確認すべし」。これは読者の皆さまにも適用できます。わずか2分もかかりません。 

EDGARで自主的にSEC申請状況を調べる方法

 EDGARはSECが提供する無料の公式申請データベースです。企業やファンドの全ての申請履歴を誰でも即日更新で見られます。ファンド名や社名を検索するか、CIK番号を指定して当該申請者ページに直接アクセスしてください。履歴を日付順に並び替え、最上部に来ている書類が「現在有効な申請」を示します。どんな見出しの記事よりも、実際の申請状況の決定権を持つのはEDGAR内の最新ファイリングです。 Grayscale Cardano TrustのEDGAR履歴でも、2025年8月にS-1公募申請、10月にS-1/Aで修正、そして2026年8月7日にForm RW取り下げ申請――以降は何も新規申請なし、となっています。 Form RWとは、スポンサー自身がSECに対して「送付済みだった登録書類の取り下げ」を正式申請するためのもの。登録済みETFの上場が有効化される前に放棄されると、Form RWが最新の履歴として残ります。これはSECによる却下でも資産の不適格判定でもなく、あくまで申請者主体の任意撤回と理解しましょう。S-1を「申請書」、Form RWは「許可発給前の自主申請撤回」と考えれば分かりやすいです。今回のケースで言えば、Cardano ETFとしての「建設予定地」は残ったまま、一人の申請者が図面を引き下げただけです。   

今回の取り下げが意味しないこと

 3つの信託が登録を取り下げたからといって、「Cardano ETFの全パイプラインが絶たれた」とは言えません。報道によれば、BitwiseとCanaryはいまだに申請を維持しているため、少なくとも他2社のスポンサーは撤回しておらず、「ETF上場の資格」(generic listing standardsへの適格性)はGrayscale専有のものではありません。Grayscaleの撤退を「物語の終わり」として扱ってしまうのは、昨日の誤報と同じ種類の思い込みの繰り返しです。 また2つ目の訂正です。NYSE ArcaがSR-NYSEArca-2025-12として申請していたCardano上場ETFのRule 19b-4申請は、2025年9月29日にすでに取り下げ済みです。つまり現在のETF申請手順の簡略化で、もはや「19b-4の審査だけが突破口」という状態ではなくなっています(先物が成立している資産では)。 

タイミングが皮肉だった「6ヶ月ルール」

 CMEのCardano先物は2026年2月9日に上場し、SEC一般上場基準が求める「6ヶ月シーズニング」が開始。そのカウントは8月9日(日)に終了し、ETF現物上場への道が初めて開きました。ところがGrayscaleは、資格成立2日前の金曜にその直前で申請を取り下げていました。 ここに今回の本質があります。これは「ADAの将来性否定」や「調整」の合図ではなく、あくまで個別スポンサーのビジネス判断。シーズニング期間が満了すれば、誰が申請を維持するかどうかと無関係に「ETF上場可能な資格」は残ります。筆者もGrayscaleが2026年10月にCardano ETFをローンチ予定と報じていましたが、今となってはGrayscaleには無効に。ただしBitwise、Canaryのスケジュールには全く影響しません。 

現在の相場動向と今後動きを変える要素

 ADAは今朝(執筆時点)CoinGeckoによれば0.1973ドル、過去24時間で0.5%下落。せっかく0.20ドル台へ肉薄してきた矢先で、価格変動とETF制度記事との距離感を象徴しています。市場は日曜の適格化をまったく材料視せず、金曜の取り下げも週明けの報道までほとんどリアクションがありませんでした。 一方、XRP現物ETFは同じ週に薄商いながら資金流入を続けており、この動向も別記事で詳述。水曜のCPI発表や利上げ確率36%といったマクロ環境についても、また別途解説となります。 本当の転換シグナルは、GrayscaleがS-1新規・修正版を再提出するか、BitwiseまたはCanaryの既存申請が有効化へ動き出すかのいずれか。それまでは「CardanoのETF資格は有効、ただし誰も活用していない」という答えが現状であり、「YES/NO」の単純な成否よりも現実的なものです。 

よくある質問(FAQ)

 GrayscaleはCardano ETFを中止したのですか? Grayscaleは2026年8月7日、Cardano Trust ETFの登録書類を自主的に取り下げ、HederaおよびPolkadot Trust ETFも同日に同様の申請を行いました。登録は有効化されず、株式発行もなかったため、「稼働中の商品」ではなく「未成立の申請終了」です。 SECへのForm RW申請とは? Form RWは「登録取り下げ請求書(Registration Withdrawal Request)」の略。申請者が登録申請を自主撤回する際に提出するもので、SECによる却下や資産へのネガティブな見解ではなく、スポンサーの自主判断で行われます。 Cardanoの現物ETFはまだ実現する可能性がありますか? Cardanoは2026年8月9日、CME先物の6ヶ月シーズニング期間満了によりSECの簡易審査基準の適格性をクリア。BitwiseやCanaryの申請は引き続き有効とされ、Grayscaleの撤退=全ETFの消滅ではありません。 なぜGrayscaleはHedera・Polkadot ETFも同時に取り下げたのですか? 3つの取り下げはいずれも8月7日に約190秒以内に行われ、いずれも「今後販売しない予定」と書かれた同内容の申請書です。これ以外にGrayscale側から公的なビジネス理由説明は今のところありません。 

まとめ

 Form RWによる3件の申請取り消しは、あくまでGrayscaleによる「未使用のETF登録」が消えるだけで、Cardano ETF自体の物語は終わりません。BitwiseやCanaryは今も同じ適格日を維持しており、今後このどちらかが有効化へ向かう場合こそ真のシグナルとなります。逆にGrayscaleがまた新規申請を出してきた場合、それは「2回目の挑戦」であって「方針転換」ではありません。申請状況や新規情報はEDGARで一次情報を必ず確認してください——その習慣が昨日の誤報と今日の訂正を分ける最大のポイントです。   本記事は情報提供のみを目的としており、金融アドバイスや投資助言ではありません。仮想通貨取引には高いリスクが伴います。最終的なご判断は必ずご自身での調査にもとづき行ってください。 
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