ビットコインなどの仮想通貨を取引する最も良い方法は、取引プラットフォームを利用することです。トレーディングについて学ぶ前に、我々の過去の記事仮想通貨ウォレットを読むことをオススメします。
仮想通貨取引とは?
仮想通貨取引プラットフォームとは、デジタル通貨の売買や取引を可能にするサービスです。例えば、Phemex には“通貨を買う”というページがあり、買いたい通貨の種類や量、支払い方法などを選択することができます。支払い方法はクレジットカード、口座引き落とし、ApplePayなど多岐に渡ります。これらのプロセスの中で最も重要なパートは新たに購入した通貨の宛先に、正確に自身のウォレットアドレスを入力することです。おそらく、様々な種類のウォレットが存在する中で最も利便性の高いものは備え付けのウォレットでしょう。ご自身のアカウントの“資産”のページから通貨に応じた入金アドレスを探し出し、関連するフィールドにコピー&ペーストするだけです。
仮想通貨のスポット市場とは?
スポット市場とは他のユーザーと通貨の売買ができる、Phemexが提供しているサービスになります。全ての取引は成立したら直ちに“その場で”決済が完了するため、このような名前が付きました。全てのスポット市場は買い手、売り手そしてオーダーブックで構成されています。買い手は特定の買値で市場に参入し、その金額が市場で消費できる最高額になります。逆に売り手は特定の売値で市場に参入し、その金額が資産を売る際の最低額となります。オーダーブックとはそれらの価格を記したリストのことです。
上はBTC/USDTスポット市場のオーダーブックの画像です。この市場では、USDTを使ってビットコインを買ったり、ビットコインをUSDTで売ったりすることができます。補足ですが、USDT(Tether)とは常にアメリカドルと価値がほとんど同じで非常に安定した通貨であり、より詳しい情報は我々の記事アルトコインとはをチェックしてください。例えばこの場合はUSDTとUSDの2種類の通貨のどちらにも対応しています。赤いパートを見ると、現在売りに出されているBTCの最高額が表示されています。実際購入できる量に関わらず、1BTCあたりの価格が表示されているのが分かります。緑のパートを見ると、買い手が購入する際の最高額が表示してあり、こちらも1BTCあたりの額になります。“Amount (BTC)”の欄は各価格で実際にBTCがいくらで売られているかを示しており、“Value (USDT)”の欄はドルに換算した時の価値を示しています。
仮想通貨のスポット市場で取引する方法は?
例えば、もしあなたが最高額の売値で買っても構わないと思っている場合、13250.78ドルで0.519999 BTC もしくは$6,890.39まで購入することができます。これ以上BTCを購入すると、次の最高額である13250.81ドルで残りのBTCを購入しなければならなくなります。うまく希望の量のBTCを購入できると、オーダーブックは自動的に更新され、それに応じてこれらの額と取引量は削除されます。つまりは、リクイディティ(取引可能な資産の量)をオーダーブックから読み取ることになります。これは別名マーケットオーダーとも呼ばれ、最高額に対して自動的に実行されるオーダーのことを指します。これはトレーディングの中でも素早く便利な手法です。
今すぐBTC/USDTの取引をする
または、最良価格よりも低い価格でオーダーを出すことも可能です。最良売値と最良買値の差、2.66ドルに着目してください。この差のことをスプレッドと言います。スプレッド内であればたとえどの価格でオーダーを出したとしても即座にオーダーブックに追加されます。例えば、13250.0ドルの価格において0.5BTCの買いオーダーを出した場合、画像上の現在の最良買値の上に新たな線が追加されます。この場合、あなたはオーダーブックにリクイディティを与えることになります。あなたのオファーは、他のユーザーがあなたの希望価格でBTCを売ることに同意するまでブック上に残り続けます。これを通称リミットオーダーと呼びます。ユーザーは値幅制限を自由に管理することができますが、他のユーザーがその値段設定に同意する保証は無く、一生オーダーが実行されない可能性があるというデメリットもあります。ご想像の通り、リクイディティはどの市場においても異常に重要な要素になります。リクイディティがあればあるほど、選択肢(買い手、売り手、価格)が広がり、売買が成立しやすくなります。
一度あなたが売り手とマッチングすると、あなたのアカウントから即座に正確な量のUSDTを差し引き、相当額のBTCが振り込まれます。ある程度知られた仮想通貨であればこのような取引が必ずと言っていいほどあります。Phemexでは現在14種の仮想通貨をUSDTで取引することができます。これは最もシンプルで一般的な仮想通貨の取引の手法です。しかし、Phemexはデリバティブ取引市場も提供しています。より高度な知識が必要になりますので、詳しくはこちらの文章仮想通貨におけるデリバティブ取引の方法とは?をぜひチェックしてください。
スポット取引についてより知りたい方はPhemex のブログスポット市場vsデリバティブ市場 をチェック
ビットコインの取引で利益を上げるには?
ビットコインの取引で利益を上げる手法の1つとして、安く買い、それより高い価格で売るというものがあります。言葉だけ聞くと非常に簡単に思えますが、将来の動きを100%正確に予想することなど不可能です。しかし、情報を駆使することでより正確な予測を行うことは可能です。ビットコインの価格に影響を与えるような情報を細かく厳密にインプットすることで、一定の傾向やパターンに気付くはずです。効果的な買いシグナルと売りシグナルを見つけることは簡単なことではありませんが、努力すればするほど可能性は広がります。
ビットコインの取引を行う方へのアドバイスを紹介しています
トレーディングの最中の心の保ち方
もしあなたがそのような環境を整えた自身があるなら、あとは上記のような情報を駆使してビットコインの購入量を増やし、安く買ってピークに達したと思った瞬間に売りましょう。一度価格が下落したら、安い価格でまたビットコインを追加購入するというサイクルができます。
仮想通貨のアービトラージ
もう1つ、アービトラージという手法があります。Phemex以外にも様々な取引所が存在し、ビットコインの価格はそれぞれで若干異なります。これは、各取引所のBTCのスポット価格が需要と供給によって変化するのが原因です。もしある取引所の売り手が過剰な場合価格は低くなるのに対し、買い手が多い場合は価格が上昇します。価格の低い取引所でビットコインを購入し、別の取引所でより高い価格で販売することは理論上可能です。しかし実際は、初心者がアービトラージを行うのは非常に困難です。最初にぶつかる大きな壁はタイミングです。市場の他の参加者たちも常にこのような機会を伺っており、中には自動的に取引を代行してくれる洗練されたトレーディングアルゴリズムも参入しています。大きな価格の差異は長く続くことはありません。次に、追加でコストがかかる可能性もあります。あなたが市場で誰よりも早く取引を始めた場合、送金や取引の料金が見込んでいる収入より高い可能性があります。それでもなおアービトラージを行うチャンスは存在し、適切なツールを備えれば利益を生むことができます。
長期的に仮想通貨に投資する
最後に、おそらく最も簡単な手法は仮想通貨に長期的に投資することです。興味がある仮想通貨のプロジェクトの基礎をしっかりと学び、潜在的価値があるか見極めましょう。ビットコインは上がり下がりに関わらず多くの人が支持している資産であり、時間とともに価値が増加する典型的な例です。有望な仮想通貨を購入しホールドしておくだけで、価格変動のニュースに日々怯える必要は無くなります。あとは、希望の額まで上がった時に売却するだけです。