資金調達率には、金利とプレミアム/ディスカウントの2つの要素があります。Phemexは、毎分ごとにプレミアム インデックス (P) および金利 (I) を計算し、分単位の金利に対して8時間の時間加重平均価格 (TWAP) を適用します。
その後、この8時間金利コンポーネントと8時間プレミアム/ディスカウントコンポーネントを使用して資金調達率が計算されます。0.05%のダンパーも追加されます。
ファンディング・レート (F) = プレミアム・インデックス (P) + クランプ (金利 (I) – プレミアム・インデックス (P), 0.05%, -0.05%)
したがって、(I – P)が+/-0.05%以内であれば、F = P + (I – P) = Iとなります。言い換えれば、資金調達率は金利と等しくなります。
次に、この計算された資金調達率をトレーダーのBTCポジション値に適用して、ファンディングタイムスタンプで支払われる、または受け取るべき資金量を決定します。
資金調達率がプラスの場合、ロングはショートに支払います。マイナスの場合は、ショートがロングに支払います。
金利構成要素
Phemexで取引されるすべての契約は、ベース通貨(基準通貨)とクオート通貨(見積通貨)の2つで構成されています。たとえば、BTCUSD の場合、ベース通貨は BTC であり、クオート通貨は 米ドル です。金利は、これら2つの通貨間の金利の関数です。
金利(I) = (インタレスト・クオート・インデックス ー インタレスト・ベース・インデックス)/ファンディング間隔
インタレスト・ベース・インデックス=ベース通貨を借りるときの金利
インタレスト・クオート・インデックス=クオート通貨を借りるときの金利
ファンディング間隔=3(8時間ごとに資金調達が発生するため)
プレミアム/ディスカウントコンポーネント
無期限契約は、マーク価格に対して大幅なプレミアムまたはディスカウントで取引されることがあります。このような状況では、プレミアム・インデックスを使用して、その契約が取引されているレンジと一致するレベルまで、次の資金調達率を上下します。各契約のプレミアム・インデックスは、特定の商品の契約仕様のページに掲載されており、以下のように計算されます。
プレミアムインデックス(P) = {「最大値(0 インパクト売値-マーク価格) – 最大値(0, マーク価格-インパクト買値)」/インデックス価格} + 直近の資金調達率
ファンディングは、協定世界時00:00、協定世界時8:00、協定世界時16:00の8時間ごとに行われます。これらの時間帯のいずれかでポジションを保有している場合にのみ、資金を支払うか、または受け取ることができます。ファンディングタイミング前にポジションを決済した場合、あなたは資金を支払うことも受け取ることもできません。あなたが支払う、または受け取る資金は次のように計算されます。
ファンディング = ポジションの価値 x 資金調達率